第三回 排卵が近いことをどうやってわかるのでしょうか?

のりこ通信第三号です。皆さんのお役に立っていますでしょうか?

今回は、“たまご(卵子)”について少しお話ししたいと思います。

 

<本日の質問>

排卵が近いことをどうやってわかるのでしょうか?

<回答>

“たまご”は、女性にはあまりにも近い存在でありながら、実際に見えるわけではないので実感のもちにくいものだと思います。

“たまご”には、受精前の卵巣内にある状態と受精の後の状態があり、前者は卵子(らんし)”、後者は受精卵(じゅせいらん)”と呼ばれています。今回は受精前の“たまご”である、卵子のお話です。

卵子は人間の体を構成する細胞の中で、最も大きな一つの“細胞”です。

最も成熟した段階の卵子の直径は0.1~0.2mmくらいで、顕微鏡でしかみることはできません。
卵子は透明帯(とうめいたい)という、にわとりの玉子でいう“殻(から)”に包まれています。実際にこの卵子が受精したあとは、この殻は破って子宮内に宿ります(着床:ちゃくしょう)。

受精前の卵子は、もちろん見ることはできませんが、卵巣内の卵胞(らんぽう)といわれる袋のなかで、徐々に排卵・受精に適した状態まで成熟していきます。

透明のオリモノが排卵の2-3日前より増えてくることは、おそらく当院に来られている方ならよくご存知だと思います。

これと同時に、皆さんのお馴染みの検査である超音波検査では、卵巣の中の卵胞の大きさや子宮の状態をみて、排卵時期を推測することができます。超音波で卵胞が1.8~2cm  くらいになっていると、排卵が近いことを示します。この状態は、卵子が成熟して、排卵・受精の準備が整いつつあるサインなのです。

 

実際の治療では、目に見えない卵巣の中の卵子がどれくらい成熟したか、卵子の質はよいか、などの度合いや、排卵の時期などを、超音波検査やホルモン検査(血液検査)、オリモノの検査を行いながら推測します。

当院では、皆さんの“基礎体温表”に卵胞の大きさや子宮の内膜の厚み、血液検査の結果などを記録しています。

一度これまでの“基礎体温表”の中で、オリモノが出た時期、基礎体温で体温が上昇に転じた時期、卵胞の大きさなどがどうだったのかなどを見直してみて下さいね。きっとこれまでがんばってつけていた“基礎体温”に本当にたくさんの情報がつまっていることがおわかりになると思います。

ぜひあなたのこれまでの記録である“基礎体温表”を大切にしてあげて下さいね。     


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